紳士服業界の今後について、株式会社オーダースーツSADAの代表取締役社長、佐田 展隆さんにお話いただきました。
「スーツは作業着ではない」。そう語る佐田社長は、スーツの本来の役割を「相手に敬意を表す、おもてなしのドレスコード」と位置付けています。コロナ禍を経て、多くの人々が改めて「なぜスーツを着るのか」という問いに向き合うようになりました。
「これからの時代は、たくさんのスーツを持つのではなく、特別な一着を大切に着る時代。その一着をつくる私たちは、真のプロフェッショナルでありたい」と語ります。
スーツをまとう意味とは何か。その本質に真摯に向き合い続け、「世界一おもてなしの心にあふれるスーツ文化」の実現を目指し、オーダースーツSADAを率いている佐田社長に、これからの紳士服業界についてお話を伺いました。
「量より、質が重視される」
私の実感としては、「量」ではなく「質」へのニーズが強まっています。スーツは、毎日着るものから、ここぞという場面で着るための一張羅に変わってきている。これはある意味、本来の姿に戻っているだけなんです。
最近では「上質な一着をしっかり持っておきたい」「自分にぴったり合うスーツが欲しい」という声が増えています。弊社にも、20代・30代の若い世代を中心に、初めてのオーダースーツを探しに来られるお客様が多いです。リーズナブルな価格帯で自分仕様の一着が手に入る時代だからこそ、オーダースーツの魅力が再評価されていると感じます。
「将来性はある。
スーツの需要がなくなることはない」
将来性があるか?と聞かれれば、私は「あります」と胸を張って答えます。ただ、誤解のないように言うと、今までのように誰もが毎日スーツを着ていた時代が続くとは思っていません。日本人は一時期、スーツを作業着のように扱っていました。でも本来、ビジネススーツというのは「相手に礼を尽くすためのドレスコード」なんです。お会いする相手に対して、感謝と敬意を込めて臨むための服装です。
コロナ禍をきっかけに、皆が一度立ち止まって「自分はなぜスーツを着るのか?」を見直した。これからの時代は、必要な場面でしっかりとした装いをするために、良いスーツを少数持つという考え方がスタンダードになります。だからこそ、その一着が「本物」であることが求められる。そういう意味で、スーツ業界、とりわけ「オーダースーツ」にはこれからも大きな可能性があると考えています。
「100年以上かけて築き上げた
技術力と信頼が強み」
私たちの強みは、「伝統」と「革新」の両立です。創業は1923年。つまり、100年以上の歴史があります。仕立ての技術、オーダーのノウハウ、生地の選定眼、こうした積み重ねがあるからこそ、価格以上の品質を実現できています。
また、全国に店舗があるので、お客様が気軽に採寸やフィッティングを受けられる点も強みです。アフターサービスも充実していますし、オーダースーツSADAは価格だけで勝負しているわけではありません。
最近では、YouTubeなどを通じて、私自身が顔を出して、スーツの魅力や着こなしを伝えるような活動もしています。信頼されるブランドになるために、「知られている」だけでなく「信用される存在になる」ことを目指しています。
株式会社オーダースーツSADA
株式会社オーダースーツSADAは、創業から100年以上の歴史ある会社です。オーダースーツ業界の敷居の高さを覆し、高品質で手頃な価格のオーダースーツを提供し、業界を先導する企業として多くのお客様から支持を集めています。
お客様だけではなく、「社員へのおもてなし」にも注力しており、残業をしない風土づくりの徹底など、社員のワークライフバランスの向上にも努めています。
オーダースーツSADAで、販売員として働く皆さんにインタビュー取材をさせていただきました。オーダースーツ販売員や紳士服・アパレル業界の仕事に興味がある方は、ぜひ気になるトピックをご覧ください。