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中世ヨーロッパから
現代までの進化

紳士服の歴史を徹底解説|
中世ヨーロッパから
現代までの進化

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ビジネスや冠婚葬祭など、さまざまな場面で着用される紳士服。その起源から現代に至るまで、時代とともに変化してきたスーツの役割をひもときながら、紳士服の歴史をご紹介します。

目次

紳士服の歴史

紳士服のはじまりは中世ヨーロッパ

紳士服の起源は、15〜16世紀頃の中世ヨーロッパにさかのぼるといわれています。当時、農民たちが着用していた「フロック」と呼ばれる衣類に似たものが、紳士服の原型とされています。

この時代のフロックは丈が長く、装飾もシンプルで、現在のスーツとはまったく異なる姿をしていました。しかし、そこから素材や装飾、仕立ての技術が少しずつ発展し、次第に洗練された服装へと進化していきます。

スーツの原型が誕生した19世紀

19世紀に入ると、ベストとスラックスに、ラウンジジャケットを組み合わせたスタイルが登場します。このスタイルは、当時の上流階級のカジュアルな装いとして流行し、やがて広く普及することになります。

このラウンジジャケットこそが、現代におけるスーツの原型とされるものです。動きやすさや実用性を兼ね備えたことで、フォーマルな場だけでなく、ビジネスや日常の装いにも適した服装として受け入れられていきました。

現代スーツへの進化

20世紀に入ると、スーツはさらなる進化を遂げ、第二次世界大戦後には、より機能的で現代的なデザインへと変化していきます。肩パッドの使用やシルエットの変化、素材の多様化など、時代のニーズや美意識を反映したスタイルが登場し、現在のスタンダードなスーツへと近づいていきました。

現代では、ビジネスや冠婚葬祭といったフォーマルな場だけでなく、カジュアルなシーンでも取り入れられるなど、スーツはさまざまなライフスタイルに合わせて進化し続けています。

レディーススーツのはじまり

現代ではビジネスシーンやフォーマルな場面で一般的となったレディーススーツですが、その普及が本格化したのは第二次世界大戦後のことです。それまでは、女性がスーツを着用するという概念自体が広く浸透していませんでした。

ココ・シャネルが、
女性向けスーツを考案

1920年代にフランスのファッションデザイナー、ココ・シャネルが女性のためのスーツスタイルを発表します。これが、のちのレディーススーツ史に大きな影響を与える画期的な出来事となりました。

シャネルが登場する以前、女性の服装といえば、コルセットでウエストを締め付け、ボリュームのあるスカートを身にまとうスタイルが主流でした。動きにくく、身体を強調するようなスタイルは、美の象徴であると同時に、女性の自由を制限するものでした。

そんな中で登場したシャネルのスーツは、襟のないシンプルなツイードジャケットに、ストレートラインのスカートを組み合わせたもので、実用性と上品さを兼ね備えたデザインでした。柔らかな素材で着心地もよく、無駄な装飾を省いたそのスタイルは、当時としては非常に革新的で、女性たちに新たなファッションの選択肢を提示しました。
このスタイルは、やがて女性の社会進出とともに受け入れられていき、戦後にはビジネススーツとしてのレディーススーツが少しずつ普及していくきっかけとなったのです。

日本人がスーツを
着るようになったきかっけ

日本においてスーツが広まり始めたのは、明治維新をきっかけとする西洋化の流れによるものでした。それまで、紳士の正装といえば和服が一般的であり、普段着や礼装においても、色柄や織り、帯の結び方などによって格式や場面に応じた着こなしがなされていました。

和装から洋装へ転換していくも…

1868年、明治維新によって日本は急速に近代化を推し進め、西洋の文化や価値観が一気に流入します。その中で、服装の面でも大きな変化が起き、政府の要人や軍人、外交官などが、国際的な場での礼装としてスーツや軍服を着用するようになりました。

この動きは、やがて一般市民にも影響を与え、徐々に洋装が都市部を中心に浸透していきました。ただ、当初の洋服はそのまま欧米のスタイルを模倣したもので、日本人の体格や骨格には合わない面も多く、着心地や見た目に違和感を覚える人も少なくありませんでした。

日本独自のスーツ文化が誕生

大正から昭和にかけて、日本人の体型や美意識に合わせた独自のスーツスタイルが生まれていきます。肩幅や袖丈、シルエットを工夫し、日本人に合うようにアレンジされた洋服は「背広(せびろ)」という呼び名で親しまれるようになります。

また、昭和初期には学校の制服や企業の制服としてスーツスタイルが採用されるようになり、スーツは「特別な服」から「日常の服」へとその役割を変えていきました。

変わりゆくスーツの
需要と役割

時代とともに変遷していったスーツですが、高度経済成長期頃からは大量生産がはじまり、徐々に大衆化していきました。21世紀に入ってからもスーツは大量生産されていますが、個性が意識されるようになった近年はオーダースーツも支持を集めています

オーダースーツは一人ひとりの好みや体型に合わせ、オリジナルのスーツを作れるという強みがあります。オーダースーツは、特に個性や多様性が重視される現代にマッチしており、今後もオーダースーツの需要が伸び続けることが予想されます。